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超駅近で立地抜群!奈良の『柿本神社』は歌聖・柿本人麻呂生誕の地♬

歌聖・柿本人麻呂生誕の地⋯?

近鉄新庄駅と葛城市役所の間、住むには好条件な場所にある柿本神社。写真は数年前のもので、現在は薮が整理されていてスッキリした境内になっています。

ご祭神は持統・文武天皇の時代に宮廷歌人として活躍した柿本人麻呂です。

人麻呂が改葬された場所

社伝によると、人麻呂が赴任地の石見国島根県)で亡くなった後、宝亀元年(770)にこの地に改葬して、その傍らに「人麻呂堂」を建てたことが始まりだそうです。

社殿左には「柿本大夫人麻呂之墓」と彫られた墓碑があります。これは大和郡山藩主・松平信之が天和元年(1681)に建てたもの。

信之は “人麻呂まじリスペクト” な人だったので明石藩主時代には領内に柿本神社を創建したそうですよ。

4月18日はちんぽんかんぽん祭り

4月18日は柿本人麻呂の命日。この日に豊作を祈願して行われるのが「ちんぽんかんぽん祭り」です。

「ちんぽんかんぽん」というのは祭りの際に鳴っていた太鼓や鉦、笛の音のことを指します。

戦前までは実際に楽器が使われていたようですが、現在には継承されていないので少し残念ですね...

葛城ゆかりの歌も残してます

さらにそのお隣には歌塚と歌碑があります。
歌碑には「春柳 葛城山に 立つ雲の 立ちても居ても 妹をしぞ思ふ」とあります。

この歌の原文は「春柳 葛山 發雲 立座 妹念」と略体で書き表されるので最も短い万葉歌としても知られてるようです。

【𝕀𝕟𝕗𝕠𝕣𝕞𝕒𝕥𝕚𝕠𝕟】
📍 葛城市柿本162
🚶‍♀️ 近鉄新庄駅から徒歩すぐ
🅿️ なし